障害者と障害者差別解消法に関する解説 手帳のメリットとデメリットとは
障がいを持つ人達に対する差別について説明していこうと思います。まずどんな人達に対する差別かの説明です。
障害には二種類あり、外見で分かる障害と外見では分からない障害があります。外見で分かる障がいというのは、体の一部がなくなっている人、顔に障害を持つ人、視覚障害で杖をもって歩いている人などです。外見で分からない障害は、体の中の臓器などに問題を抱えている人や、聴覚障害、発達障害などです。
差別
相模原障害者施設殺傷事件
そんな障がいを持つ人に対して大きな事件が起こりました。それは相模原障害者施設殺傷事件です。これは植松聖死刑囚が起こした事件であり、『障害者なんていなくなってしまえ』と確信犯である持論も供述している。この事件には、たくさんの批判が集まりましたが、中には犯人を肯定するような意見もあり、世の中には障碍者に対して差別的考えを持つ人がまだまだいることが明らかとなっています。
障害を持つ人に無意識に偏見や拒絶感を持っていたり、威圧的になってしまう人がたくさん存在し、可哀想扱いをしてジロジロ見てしまうなどの「無意識」が生んでしまった差別もこの世の中にはたくさんあります。それが障害を持つ人々には大きなストレスとなっています。
障害者差別解消法

①障がいを理由に差別的取り扱いや権利侵害をしてはいけない。
②社会的障壁を取り除くための合理的な配慮をすること。
③国は差別や権利侵害を防止するための啓発や知識を広めるための取り組みを行わなければならない。
そこで政府は、障害者差別解消法という、会社やお店などが障害者に対して正当な理由なく、障がいを理由として差別することを禁ずる法を出しましたが、市民の人々にアンケートを取ったところ、その法は世間に浸透していないという意見がほとんどでした。
また、この法律は障がい者を優遇しているのではなく、憲法や人権条約で保障されている権利を、障害者にも同じように保障するためのものです。
私たちにできること
そこで今から私たちができることを紹介します。それは障害を持つ人に対する理解不足を解消すること、先入観や心の壁を無くすこと、身近な人々に話して理解を広めていくこと、障害を持つ人も当たり前の存在だと受け入れていくことです。みなさんも障害を持つ人への理解を少しでも深めていくことで、より良い世の中へと変化していくことができます。
障害者手帳
厚生労働省では、『障害者手帳は、身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳の3種の手帳を総称した一般的な呼称です。制度の根拠となる法律等はそれぞれ異なりますが、いずれの手帳をお持ちの場合でも、障害者総合支援法の対象となり、様々な支援策が講じられています。また、自治体や事業者が独自に提供するサービスを受けられることもあります。』と明記されています。
メリット
- 障害福祉サービスを受けれる
- 所得税や住民税の「障害者控除」
- 自動車税・軽自動車税及び自動車取得税の控除
- 障害者雇用への応募が可能
デメリット
周囲からの視線や障害者として認識されやすくなるので、精神的ストレスが上がったり、抵抗感を持つものが多数いる。
サムネ画像出典:https://4.bp.blogspot.com/-mRLlDUL4Zb4/WEVocJR1LVI/AAAAAAABANU/zdrmzsqvbBYVkviCPGur0hZdtuony-4lwCLcB/s800/business_syougai_syakaijin.png