ネットの情報や情報操作による危うさ
今の時代では多くの情報がネットで調べれるようになり、本や自分の調査によって物事を知ることは少なくなってきました。便利で効率的な面がある一方、危険性や情報の不確かさも存在します。今回はネットの仕組みや情報操作について改札していきます。
ネット・情報の仕組み
ネットに載っている情報は全て自身が調べた履歴や、他の人がその情報において反応したかどうか、よく見られているかどうかで決まります。多くの人が見ている情報はおすすめに出ますし、自身が何かを調べたら、それに関連した情報が勝手に選ばれておすすめに出てきます。つまり、情報を自分で選んでいるかのように見えますが実際はGoogleや yahooに選ばされているのです。
情報操作・危うさ
例えばりんごが好きというツイートに対していいねをしたとします。するとツイッターはりんごが好きというツイートを見せてくるようになり、りんごが嫌いという意見やツイート、情報は調べない限り出てこなくなります。このように情報が偏ったりする傾向がネットワークの仕組みとして存在します。
上記のことを前提にボット(bot)というものを理解しましょう。ボットとはロボットのことで、勝手に情報を投稿したり、ツイートをしたりします。このロボットにある一定の意見を発信するように命令します。例えばりんごが嫌いというツイートにしてみましょう。すると、このロボットは何千・何万というアカウントを使って勝手にリンゴが嫌いやそれに似たツイートをし始めます。するとりんごが好きという情報は薄れていき、次第にはりんごが嫌いという情報が多すぎてネットの中に埋もれてしまいます。これがネットの情報操作やその危うさです。
知らない間にある一定の意見しか見ていなかったり、それ以外の意見が見えなくなり、自分が反対の意見であれば孤立しているように思ってしまい、意見を変える人もいます。
ネットの情報は必ず正しく、全てを見ているわけではないので、どこかで踏ん切りをつけることも大切で、見極めることも大切なのです。