持続可能な社会とは 取り組みとそのためにできること
SUSTAINABILITY 持続可能な社会とは
持続可能な社会とは、第3次環境基本計画の閣議決定において『健全で恵み豊かな環境が地球規模から身近な地域までにわたって保全されるとともに、それらを通じて国民一人一人が幸せを実感できる生活を享受でき、将来世代にも継承することができる社会』と定義されています。
産業革命以降、人類が発展し続けた技術は私たちの生活を豊かにし便利なものとしていますが、その一方で地球環境や生態系に悪影響を及ぼしています。この状況を一部では『第6の大量絶滅時代』と言われており、地球上の多様生物が失われようとしています。
最近問題となっている環境問題などは、主に人間による工場などからの有害物質が原因であり、企業などに責任を問われることが多いです。しかし、CO2を排出する自動車を使っているのは個人であり、このような例から個人にも責任があることがわかることから、企業のみの責任とは一概には言い切れなくなる。そこで、今の環境問題が影響している生態系について述べていこうと思う。
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変化する地球環境
生態系
WWF(World Wide Fund for Nature世界自然保護基金)の調査では哺乳類、鳥類、魚類、両生類、爬虫類の個体数は、1970年以降、平均68%という驚くべき減少を記録しています。陸上生物は39%、淡水生物が76%、海洋生物は39%が以前より減少しています。
気温
世界の平均気温はNASAの調査によると、1880年から2020年にかけて平均気温が約1°ほど上昇しています。100年後には最高で約4.0°ほど平均気温が上昇するといわれており、世界では重要な環境問題として共通認識が敷かれている。
世界の森林面積の増減
現在、世界では森林面積が森林伐採によって減少してきている中、保護された森林面積は増加してきています。上記のグラフは森林タイプ別の保護区内の森林面積の増加を1992年~2015年までを表したものです。
取り組み
バイオ燃料
バイオ燃料といって、トウモロコシ、サトウキビ、小麦、菜種、パーム油などから生産される燃料はたくさんの食材を必要とする。これにより、バイオ燃料を生産するために、人間が食べる食糧を減らす案もある。確かにそれを実践している地域もあるがニーズや需要は高まりつつあるので、生産量を挙げることが強いられている。これらのように、様々なところが生産に力をそそいでいるため、世の中に出回っている量が多く、価格が下がり、より多くの生産を行わなければならない状況が続いている。
実際にアメリカでは毎年1億2000万トンのトウモロコシがエタノール生産に使用されている。これはアメリカのトウモロコシ生産量の30%にも及んでいる。しかしバイオ燃料は環境問題への対策として注目されていることから、バイオ燃料の生産を疎かにするわけにはいかないという考え方もあるとされているため、需要量が減ることはない。食糧を生産するために使用する農業機械にも原油価格は影響し、生産した食糧は輸送をするための輸送費にも大きく影響してくる。この原油価格が上昇すると生産コスト、運輸コストが上がってしまうために食糧の価格も上げたくなる。しかしそれができないので生産量を挙げざるを得ない。台風や洪水、干ばつなどで予定していた食糧が収穫できないこともある。
企業にできること
カウンセリングを行う場を設けたり、意見箱を設置することです。これにより日清食品で行われている様な問題に対し、社員やより多くの意見を通して今後の見通しや対策を立てたり、一人一人の個人に対する負担やメンタルヘルスへの負担を減らすことができます。この二つの対策は個人の意見を企業に伝えることにつながり、問題を解決、改善する最も効果的な方法として用いることができます。実際に平成30年度の厚生労働省による労働安全衛生調査の結果では、仕事や職業生活に関わる場面において、強いストレスを感じる事柄がある労働者の割合は、58.0%というデータが出ており、その内の31.3%は対人関係によるものであることが明らかとなっている。これらより、複数の企業などではすでに職場カウンセラーを雇っており、従業員に対するメンタルヘルスケアを行っているところがあります。従業員のメンタルヘルスケアは、生産性、効率化、食品の衛生面の向上にも直結し、メンタルヘルスが良好であるだけで食品製造の現場の複数の問題を解決することができます。
私たちにできること
解決策として挙げられることは、SNSを活用した情報共有です。例えば、多くの人が使っているinstagramや自分で作れるホームページを活用して、みんなが見れる場で情報を拡散する事ができます。SNSを活用することで、団体ではなく個人でも行動に移すことができ、より多くの人が行動に移すことができます。現在のSNSでの発信はより大きな影響力を持つようになってきており、たくさんの人がSNSで拡散することでより多くの人々に情報を提供し、理解してもらうことにつながります。