汚染水排出による公害と水の汚染 【事例】

水俣病

水俣病は熊本県水俣湾周辺で1996年あった公害病です。メチル水銀化合物(有機水銀)が川や海に工場から流されました。それにより海洋生物などの私たちが食とする生物がメチル水銀化合物によって汚染され、それを長期間口にし続けた結果水銀中毒が大量発生したものです。

症状としては感覚障害、運動失調、聴覚障害、など、様々な障害を催します。

また、時期は違うものの、1995年に新潟で同じメチル水銀化合物による公害が発生した新潟水俣病も存在します。

イタイイタイ病

イタイイタイ病は富山県神通川流域で1972年に発生した公害病です。他の公害とは変わりかなり昔の公害で、第二次世界大戦の頃に発生したものです。鉱山廃液に含まれるカドミウムが原因です。第二次世界大戦頃は鉱山での採掘が盛んで、多くの人々が採掘に取り掛かっていました。

症状としては骨がもろくなったり、激しい痛みに襲われます。

黒い水事件・江戸川漁業被害

これは浦安で1958年に発生した公害です。本州製紙江戸川工場が悪水放流により浦安近辺の海辺が黒く染まったことで漁業に被害がでた郊外のことです。

四日市ぜんそく

四日市ぜんそくは三重県四日市で1972年に発生した公害です。主に硫黄酸化物により大気汚染が発生しました。ぜんそく以外にもたんや、咳がでるといった症状もあります。

SDGs

Posted by Da-ta