パタゴニア社が行っている環境保全活動とは これからの課題と現状

パタゴニア社は大手アパレル企業の中でも環境保全を積極的に行う企業として有名であり、今まで国立公園を創立したり、社長自らボランティアに行ったりするなど様残な活動を行っています。今回はそのパタゴニア社について解説していきます。

現状

1% for the Planet

パタゴニア社は「1% for the Planet 」という企業の同盟に加入しており、売り上げの1%を米国内外のそれぞれの地域で活躍する草の根環境保護団体に寄付しています。1985年以降、約1億4,000万ドル以上の現金または現物の寄付を行っています。

再生可能エネルギー100%の実現

有そして運営する直営店、オフィスそして配送センターにおいて100%再生可能エネルギーを達成しています。

パタゴニアは1996年にバージン・コットンを使用する製品すべてにオーガニックコットンを採用することに切り替え、環境に望ましい素材の採用を2016年の全製品ラインの43%から2022年には88%へと増加させ続けています。環境に望ましい素材とはオーガニックおよびリジェネラティブ・オーガニック・コットン、ヘンプ、リサイクル・ポリエステル、リサイクル・ナイロンなどを含みます。

出典:パタゴニア 環境的責任プログラム https://www.patagonia.jp/our-responsibility-programs.html

課題・問題点

原料の製造

パタゴニア社はいまだ原料の製造での炭素排出量が多く、パタゴニア社の炭素排出量の約95%が製造によるものです。

また、それ以外の改善点や対策・太陽については以下のように記載されています。

2025年までに石油を原料とするバージン繊維をパタゴニア製品から排除し、環境に望ましい素材のみを使用する。
パタゴニアはベター・セーター・ジャケットのようにリサイクル・ポリエステルを採用した製品を作ることによって大手石油会社にノーと言います。2019年の秋シーズン以来、バージン繊維と比較して1,460万ポンド(66万2千キロ)の二酸化炭素が大気に放出されることを防いできました。それは10万9千本の苗木を植えるのと同等です。

2025年までにパタゴニアのパッケージすべてを、再利用可能なもの、家庭内コンポストで分解できるもの、再生可能なもの、容易にリサイクルできるもの、にします。
パタゴニアはすでに前進しています。ハングタグとパッケージに藻類のインクを使用し、プラスチックを排除し、QRコード技術を採用してハングタグおよび製品インサートに使われていた紙の量を毎年10万ポンド(45,300キロ)削減しています。

2030年までにパタゴニアのビジネス全体においてネットゼロ*を達成する。
温暖化を1.5℃までに留めるためにパタゴニアのフットプリントの削減に向けて、何よりもまず環境への影響を抑えた製品を作ります。2020年に消費者から回収されたリサイクル・ポリエステルのインサレーションに切り替え、炭素排出を半分にしたナノ・パフ・ジャケットはその一例です。私たちはまた排出が起きる場所、つまりサプライチェーンにおいても真摯に取り組んでいます。パタゴニアは最も重要なサプライヤーにて意義ある影響削減プロジェクトへとつながるエネルギー監査の資金を提供しています。製品とサプライチェーンの炭素排出を可能なかぎり抑えた後、ネットゼロを達成するために自然を基盤とした気候解決策に投資します。しかしそれだけでは不十分であることも知っています。優先すべきことは炭素排出をオフセットすることではなく、断ち切ることです。

出典:パタゴニア 環境的責任プログラム https://www.patagonia.jp/our-responsibility-programs.html

SDGs

Posted by Da-ta