【知らなかった】絹の生産過程 メリットとデメリットとは?

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今回は絹に対する生産過程と問題点をあげています。ぜひ教材や、勉強、企業などの参考にしていただければ幸いです。

絹とは

まず、絹について説明していきます。絹とは、別名シルク。カイコガの幼虫の蚕が吐き出す糸から、作り出す、天然素材の製品となります。一番左の写真はシルクを作り出す前の時期の様子です。初めは黒色の小さな形をしていますが、桑(くわ)の木を肥料として与えることによって、左から2番めの白色の画像にまで成長します。この画像の様子まで成長すると、糸を吐き出し、その中でさなぎとなって繭を作ります。それがシルクのもとです。

長所と短所 問題点

絹の長所はたくさんあり、繊維が細いため、肌ざわりが良く、静電気が起きにくい天然素材、保湿性が高い素材となっています。天然素材は、化学繊維と比べて静電気を起こしにくい素材です。また、肌に優しく、吸収性があり、柔らかく、紫外線を吸収し、保温性があることが長所の特徴として挙げられます。

絹の短所は虫の害を受けやすい、摩擦と水に弱い、濡れると縮む、太陽光に弱い、シミができやすい、黄変しやすいという短所があります。絹は美しい繊維というところで、デリケートな素材ということ。摩擦により繊維束が崩れると、毛羽立ってしまいます。また、紫外線を吸収してくれるだけで、カットしてくれるわけではないので、日光にあたり、時間の経過によって黄色く変化してしまいやすいです。

絹の生産地

絹は、現在海外から輸入されています。かつては国内で養蚕が盛んな時代があり、日本製の生糸が世界中に輸出されていたけれど近代化にともない養蚕・製糸業の時代は幕を閉じ、現在は輸入品が中心となっています。現在の日本の絹の輸入国は約80%は中国で、次にインド(13%)、ベトナム(5%)が主要供給国(しゅようきょうきゅうこく)になっています。他にブラジル、ウズベキスタンの新興国(しんこうこく)も生産国です。

生産過程

製品までの過程について説明していきます。成長した蚕は、繭をつくるために仕切られた「回転蔟(まぶし)」に振り分けられます 。白色の適当な大きさまで成長すると、白い糸を出しながら、自分を守るかのように繭を作り、蛹になります。蛹になったら、成虫になる前に繭を出荷します。出荷した繭はまず、乾燥させることから始まります。

 繭倉庫というところで、蒸気によって乾燥されます。約一ヶ月はその倉庫に入れられ、そこでは、湿度と温度が管理されています。また、蚕は約12日間で羽化が始まるので、大急ぎでこの作業が行われます。

 次に選繭という作業が行われます。そこでは、品質などを調べていきます。虫食いや汚れなどは、肉眼では判別しにくいため、蛍光灯でしたから照らし、中の繭の観察を行って、異常などを判断していました。また、品質によっては、シルクの光沢や質感が決まります。

 その後、煮繭という作業が行われます。この作業では、糸同士をくっつけているセリシンという物質を溶かすことがメインです。セリシンは水に溶けやすい性質を持つため、煮ることで糸同士をほどきますが、すべて溶けてしまわないように、ボイラーでバルブ調整をする必要などがあり、慎重に湿度管理が行われています。

 煮繭の後は繰糸という作業が行われます。煮ることでほぐれやすくなった繭の表面を、みご箒という物で撫で、糸口を探し出します。そして、いくつかの繭の糸口を何本かよりながらまとめていき(繰糸)、目的の太さ・長さの1本の糸にしていきます。乾燥すると再びセリシンの効果が蘇るため、よられた糸が接着し強い絹糸になります。

こうしてみなさんが着ている服の元が作られているのです。

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