年金の仕組み 職種別による適切な年金選択
若者への年金の負担が増えていくなか、年金の仕組みや適切な年金に加入できていない可能性もあります。どのように年金が成り立っており、どのような年金の種類があるのか述べます。
年金
年金とは
年金は毎月国にお金を納付することで年金を受給できる年齢になったときに、毎年決められた額をもらえるものです。
仕組み
年金には主に2種類の仕組みがあります。「賦課方式」と「積立年金」です。
賦課方式
賦課方式は年金を現役世代から引退世代へと徴収する形です。そのため、平均寿命や物価、平均年収などによってもらえる金額が左右します。年金の基本は賦課方式である。少子高齢化の中、若者への負担が大きいことが問題とされています。
積立方式
積立方式は引退世代になったときにもらうお金を現役世代の時に貯めるものです。インフラや運用実績によっては額が目減りします。
マクロ経済スライド
将来年金をもらうことができない人をださないように作られた政策で、平均寿命変化や、少子高齢化、物価や賃金の変化に応じて年金の水準が変化するものです。
年金の種類
基礎年金・国民年金
これは日本国民全員が義務として加入しなければならない年金です。
厚生年金
サラリーマンや会社員、従業員などが加入する年金で、勤務先で加入します。給与に応じて会社と折半して支払います。
共済年金
公務員の場合は厚生年金ではなく共済年金に加入します。
確定拠出年金
これは本人が資金運用を行い、自ら年金を管理するもので、金額や税金を自分で調整できるものの、リスクが存在する。